古椅子2010年11月07日

ダンナ、いいのが入りましたゼ。

 

ジャワには〝パンガプール〟という職業があります。

日本の古物商のようなものですが、ちょっと違うのは扱うものがほとんど家具であること、そしてそのままでは使えないような壊れたものが多いという事です。

したがって、当然客は家具屋さん。

パンガプールから買ってきた家具をリペアして販売するのです。

つばきやで売ってる古家具もほとんどパンガプール経由のものなのです。

 

今回、ある家具屋で見つけたのはコレ。

 

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鉄の脚にチークの一枚板で座面と背を作った古い椅子です。

 

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背も座も贅沢に一枚板を使っていますが、鉄の脚自体はそんなに凝ったものじゃない・・

どちらかと言うとチープな感じさえします。

 

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これは座面の画像ですが、縁に等間隔で黒ずみがあるのがおわかりでしょうか。

近くでよく見ると、鋲を打った痕です。

この一枚板の座面の上にクッションを置き、革かレザーか布のカバーを鋲留めしていたのでしょう。

昔は今ほどチーク材が貴重ではなく、何枚もの板を接ぐ手間よりも一枚板を削りだす方を選んだのでしょう。

パンガプールから買ってきた椅子のカバーを剥いてみたら、出てきたのはチークの一枚板・・

こりゃ売り物になるゾ、てなもんです。

荒かった表面を磨きだして、日本から来たバイヤー(ワタシ)に自慢げに見せました。

 

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そして、適度に錆びついた脚。

家具屋のオヤジは「白く塗ろうか?」と訊いてきましたがとんでもない。

この錆びた感じがいいんじゃないの。わかっちゃないな・・

写真ではわかりにくいと思いますが、服に錆が付いたりしないように脚の部分はウレタン塗装を施しました。

簡単に言うと、樹脂の膜を張ったのです。

 

お客様が10人いれば7人の方には興味がわかない商品です。

二人の方は「お、いいじゃない」と言われる商品です。

そして残りのひとりは「こんなの待ってたんだ!」と言われる商品です。

 

木の部分の色の濃淡はお好みで。

 

6台限り。

16,800円(税込)


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