ブッダ・ヘッド2011年12月22日

ジャワ島、ジョグジャカルタの近郊にカソンガンという地区がある。

陶器の村としてインドネシア国内でも有名なところで、バリ島のリゾートホテルの庭やエントランスに置かれている大きな壺もほとんどがカソンガンで作られたものだって、ガルーダインドネシア航空の機内誌に書いてあった。

ところが2006年のジャワ島地震で大きな被害を受けた地区のひとつがカソンガン。

多くの窯がつぶれた。

それ以前はカソンガンからさまざまな陶器を仕入れていた。

地震の後はしばらく仕入れることができなかったが、2~3年前にカソンガンは地震前と同じような町並みに戻った。

さあ、またカソンガンの陶器を仕入れることができるゾ!と思ったら、日本国内の輸入に関する法律が変わった。

 

カソンガンの陶器は皿やボウルなどの食器ではなく、壺などの大きなもの。

それらは木枠でパッキンされてくる。

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こんな感じ

 

 

 

 

 

その木枠に日本に生息しないキクイ虫などが付いてくると、日本国内の虫の生態系に影響を及ぼすおそれがある。

したがって、パッキン用の木材は薫醸、もしくは熱処理されたものではならなくなったのだ。

そしてその木材が薫醸、もしくは熱処理されたことを証明するためにスタンプが押される。

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このスタンプ代が高いのだ。

ひとつン万円という壺ならいいが、つばきやの壺のようにひとつン千円では採算が合わない。

だから最近はカソンガン陶器の入荷が無かった。

 

 

 

 

あるお客様が昔、カソンガンの魚型の壺を買われたことがある。

どうしても、もうひとつ、いやふたつ欲しいとおっしゃる。

こういう事情で高いものになってしまう、とご説明したが、それでもいいとおっしゃる。

んで、9月の仕入れのときにカソンガンへ行った。

あった、あった、昔と同じ魚の壺。

この工房はちょっと変わった工房で、カソンガンの多くの工房が壺を作るのに、ここは動物をモチーフにしたオブジェが得意。

〝魚の壺〟といったが、コレもどちらかと言うとそのようなもの。

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これです。

 

 

 

 

 

 

 

この工房で〝魚の壺〟を3色、4体づつ、計12体注文した。

それじゃ、と帰ろうとすると、数年前は少女だったのに今ではすっかりたくましいお母さんになった工房主の娘は

「昔はたくさん買ってくれたのに、今日はこれだけ?」

と迫る。

日本国内の輸入の法律が変わって云々・・というのを説明できるほど、ワタシのインドネシア語力は高くない。

アーとかウーとか言いながら言い訳を考えた。

その時に、面白いものを見つけた。

ブッダ(仏)の頭だ。

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ブッダ・ヘッド自体は珍しいものではない。

インドネシア国民の90%以上はイスラム教徒で、仏教徒はごくわずかしかいない。

なのにモチーフとしてのブッダは木彫りにしても、金工にしても、石像にしても、そして陶器にしても豊富にある。

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ウチの店にも置いてある、高さ約8センチのブロンズ製の小さなブッダ・ヘッド

これもインドネシアで買ってきたもの

 

 

 

 

 

 

 

陶器のブッダ・ヘッドは今までにいくつも見たことがあるが、コレは頭のボコボコした髪(?)の部分に直径2cmほどの穴が開いている。

何のため?

昔の少女に尋ねると

「ランプシェード」

と、言った。

 

仏教徒なら思いもよらないバチ当たりな発想だな。

敬虔な仏教徒の多いタイでは絶対に作られないと思う。

ちなみにタイでは仏像の輸出は禁止されている。

ブッダをかたどったペンダントヘッドを、タイから日本へ輸出しようとしたらダメだと言われたことがあった。

 

これで勘弁してくれよ、とこのブッダ・ヘッドも12体注文した。

無駄な買い物をしてしまった・・

 

 

このブッダ・ヘッド、中に照明を入れクリアの電球を灯すと頭に開いた穴から光が漏れる。

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後光のように見えるではないか。

 

が・・

 

夜はちょと怖い。

 

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ホントはもっと高く売りたいんだけれど・・

こんなもんだろうなぁ。

 

魚 ¥6800

ブッダ・ヘッド ¥9800 どちらも高さ約60cm

ブッダ・ヘッドの中の照明 ¥1000

 

つばきや×「私のアジト」コラボ企画〝クリスマス福袋〟2011年12月16日

知り合いのマコちゃんがつばきやのアイアン製品で〝クリスマス福袋〟なるものを企画してくれた。

福袋といっても、中に何が入っているのか、わかんないヤツじゃない。

この袋にはこんなものが入ってますよ、と言う中身公開型。

日々の多忙に追われる身としてはこういう企画、やろうと思っていてもなかなか実行できないですよ。

ウチのカミサンとマコちゃんで福袋の中身と価格を決めてくれた。

 

 

マコちゃんのブログにその〝クリスマス福袋〟企画をアップしてくれるのだが、もし反響がないときの事を考えてカミサンが

「ひとつも売れないつもりでやろう。売れるかどうかよりつばきやを知ってもらういい機会だもんね。」

と言って、予防線を張った。

 

 

14日にマコちゃんのブログ 「私のアジト」 に福袋をアップした。

つばきやと「私のアジト」のコラボ企画だからつばきやのブログにもアップしなきゃいけない。

翌15日は定休日だったがなんだかんだやることがあってバタバタと一日が過ぎた。

16日、よし今日は朝一でクリスマス福袋をつばきやのブログに載せよ、とパソコンの電源を入れた。

その前に、もしかしたらクリスマス福袋の注文が入ってるかもしれない、とメールをチェックしたら・・

10件の注文が入っていた!

 

すごいなあ・・

おそるべし 「私のアジト」

 

 

という事で、つばきやのブログの読者にも公開しなきゃ怒られる。

クリスマス福袋の内容はコレ。

                         「私のアジト」  早い者勝クリスマス福袋

 

セットの内容によっては予定数を超えてしまったものもあるけれど、できるだけ対応します。

お墨付き2011年10月22日

つばきやのアイアン製品の中でも、売れ行きの良いのが棚受け金具。

毎回、大小合わせて100~200本作ってくるのだが、ものによっては次回の入荷までに完売し、欠品することもある。

 

その棚受け金具について、お客様にしばしば頂くのが 「どれくらいの重さまで耐えられますか?」 という質問。

どれくらいなんだろう・・テストしたことがないのでわからないが、ちょっとやそっとで折れたり曲がったりすることは無い・・と思う・・

重たいものを載せて、棚が落ちたりすることがあるとすれば、それは壁側の問題である。

いくら頑丈な棚受け金具を用意しても、石膏ボードに直接付けているような具合ではすぐに落ちてしまう。

丈夫な壁と、棚受け金具がしっかり連結されていればまず大丈夫。

 

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ある日、年配のご夫婦が来店された。

奥様はつばきやの金具類をいたく気に入ってくださり、「素敵ねえ・・」を連発され、お褒め頂いた。

一方、ご主人はご興味が無いらしく、こんなものがねえ・・という雰囲気で眺めている。

奥様を、ウチのカミサンが案内する。

ご主人と二人きりになったワタシが

「この溶接の跡が残っている、ゴツゴツした感じを気に入られる方が多いんです」

というと、ご主人は

「私、技術屋だったからわかるんだけど、こういう溶接はある程度の圧がかかるとポキッといくんですよ」

とおっしゃる。

「そうなんですか・・大体どれくらいでポキッといくんですか?」

「そうねえ・・・1トンくらいでポキッといきますよ」

 

 

 

皆さん、1トンまで大丈夫です。

表札2011年10月06日

つばきやのお客様には、現在ご自宅を新築中、あるいはリフォーム中というお客様がたくさんいらっしゃる。

家具やインテリア、建築金物などをお探しになっているのだが、時々「表札って、ないですか?」と訊かれることがある。

以前、あるガラス工房の廃ガラスを再利用したオリジナル表札を扱ったことがあるが、あまり売れなかった。

価格が高かったこともある。

 

 

あるとき、 「こんな表札があったらいいのに・・」 と言われたのがコレ。

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鉄製のサインボード。

つまり看板。

コレは店舗用に作った物で個人宅の表札にするにはちと大き過ぎる。

 

んで、もちょっと小さく、それでもってフレームは鉄のまま、看板の部分を木に替えてみた。

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いいじゃないの。

木のサイズは W18×H12cm。

 

コレは壁から表札が垂直に立ってるけれど、普通の表札は壁と平行だよな・・

 

てことで作ったのがコレ。

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いいじゃないのー!

 

この『つばきや』の文字はムスコが小学校1年生の時に書いたものを、スキャナーで読み取ってカッティングシートに切ったもの。

活字でも、ロゴでも、フリーハンドでも文字加工しますよ。

 

ちなみに板は2種類。

どちらも杉だけど、塗料が違う。

ひとつはコレ。

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表札なので耐候、対紫外線に強い屋外用の塗料を使っている。

屋内用の塗料を屋外で使うと、すぐに白灰色になってしまうのだ。

 

 

 

ただし、屋外用の塗料にはわずかだがシックハウス症候群を誘発する物質が含まれている。

という事でもうひとつはコレ。

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子ども部屋や、『バスルーム』なんてとこにぶら下げてもかわいいかもね。

屋内用に家具と同じ塗料を使ったもの。

 

 

 

 

 

 

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壁に垂直型

2800円

 

 

 

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壁に並行型

2400円

文字加工

1000円

文庫専用本棚2011年07月02日

本棚といったって、家具じゃないよな、どちらかといえば雑貨っぽいよな。

という事で、雑貨のカテゴリーに載せました。

 

 

何ヶ月か前、あるお客様が古い箪笥をお持ちになった。

実家にあったオバアチャンの持ち物なのだが捨てるには忍びない。

なんとか再生できないかというご相談だったのでお子様のおもちゃ入れの棚に改造した。

塗装もアンティークホワイトを施し、新築の白い壁に似合うような風情に仕上げた。

とても喜んでいただき、こちらも嬉しかった。

 

 

さて、箪笥をオープン棚にしたら引き出しが残った。

 

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捨てようか、どうしようか迷ったまま時間が過ぎた。

 

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あるとき思いついた。

引き出しの深さは約10cm。

文庫本の奥行きとほぼ同じ。

 

文庫本専用の壁掛け本棚を作ってみよう。

 

 

寸法上、2段に区切ってみたい。

区切る仕切り板の素材をどうするか。

合板じゃ味気ないし、安価に売られている杉なんぞじゃ重たい本に耐えられない。

 

以前、あるギャラリーのご注文で木製のコースターを作ったことがある。

その時にコースターの材料として、知り合いに製材屋さんから厚さ約1センチの桜の無垢材を提供してもらった。

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コースター用に使って、余ったら返してね、と言われていたのだが返し忘れていた。

 

桜の木は、堅くて丈夫なのだ。

 

 

 

 

 

 

これを引き出しの深さに合わせて切り、仕切りとし、濃茶の染料で仕上げた。

 

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引き出しの取っ手部分は、取らずにぶら下げた。

ここにS字フックなんかを掛けてもいいな。

 

 

 

 

W115×D11×H39

¥8,800 (税込)

値段の不思議2011年06月17日

数年前から革工芸にはまっているウチのカミサンが作る本革のガマグチ。

趣味としてバッグやペンケース、ムスコのベルトなど、いろんなものを作るけど〝商品〟として、今 一番力を入れているのがコレ。

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ブランド名も TOKO-EKO にして、(TOKOはインドネシア語で〝店〟、EKOはカミサンの名前) つばきやはもちろん、いろんな雑貨市に出しています。

値段は1980円。

アクセントのトンボ玉付きは300円アップの2280円。

ボチボチ売れていました。

そう、ボチボチ・・

 

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トンボ玉もカミサンが作ってます。

いろんな色のガラスがあるので好みを言えば対応すると思いますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先日、カミサンが価格変更をした。

すべてトンボ玉付きで 2280円 ⇒ 2100円

不思議なもんですね。

たった180円値下げしただけなのにバタバタと売れるようになった。

 

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ガマグチになる前の、革の部分。

これもいろんな色があるので選んでね。

この色サンプルをお見せすると、皆さんかなり迷います。

それが楽しいんだよね。

 

 

 

以前にもそんなコトがあった。

1100円のものを980円にしたら売れ出した。

だからといってなんでも値段を下げればいいってもんじゃない。

 

値段って、不思議です。

 

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ギフト用の箱もあります。

コットンキャンパス地の箱は

300円。

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